134: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/08/12(土) 21:03:15.22 ID:2DXfZ1Rh0
『ーーご主人様、あまり考えこむのもよくありませんよ。少し風に当たってみては?』
「……あぁ、そうだな」
気づいたら、もう日が落ちかけている。帰る前にと、公園の自動販売機で缶コーヒーを買う。冷え切ったベンチや喉を通るコーヒーの熱さが、今の季節を感じさせた。
「ーーもうすっかり冬だなぁ……」
頬に冷たい風を感じながら、ぼんやりと空を見上げる。思えば、ここ最近はあまりに激動すぎてろくに休めていなかった気がする。
この瞬間だけは、聖杯戦争のことも考えず、頭の中を空っぽにしてリフレッシュしよう。そんな風に思っていた。
だからこそ、気づくのが遅れてしまったのだろう。
周りに、人の気配がほとんどないことに。
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