125: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/08/05(土) 22:04:26.87 ID:em8Lgwja0
「ーーということで、今日から部活動はしばらく禁止だから、学校が終わったらすぐ帰宅するように!HR終わり!」
藤ねえ……藤村先生による朝のホームルームが終わり、一限が始まるチャイムが鳴る。
部活動禁止令が出た理由は、先日から起きている通り魔事件だ。恐らく、この事件も聖杯戦争によるものだろう。
126: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/08/05(土) 22:05:07.48 ID:em8Lgwja0
『流石です、ご主人様!……でも、何故なんですか?』
(何故って……?)
突然、『キャスター』が話しかけてきた。授業中なので念話で答える。
……というかこのサーヴァント、また頭の中を勝手に読んだらしい。正直なところ、出来れば自重してほしいのだが。
127: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/08/05(土) 22:07:19.77 ID:em8Lgwja0
放課後、商店街で買い物をするついでに探索をすることにした。通り魔事件がサーヴァントやマスターによるものなら、何かしらの痕跡が残っていると踏んでのことだ。
ただ、今回は慎二とは別行動をとっている。常に一緒に行動していては他のマスターに怪しまれるだろうという独断によるものだ。
それ以前に、彼がわざわざこういう自分の身勝手な行動に付き合ってくれると思っていなかったというのもあるが。
商店街のメインストリートは普段通りに営業していたが、心なしか客が少なく活気がないように思われた。
128: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/08/05(土) 22:08:25.58 ID:em8Lgwja0
『魔力、ですね。しかも、時間が経ってもご主人様が体感出来るほどのものとなると……』
「……あぁ。間違いなく、サーヴァント絡みのものだろうな」
戦闘行為等において放出された魔力はすぐに消えるわけではない。しばらくの間はそこに残存魔力として僅かに留まり続けるのだ。
もっとも、普通なら長い間残り続けるほどのものではない。よほどのことがない限り、精々1〜2時間程度で消えるはずだ。
129: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/08/05(土) 22:09:14.63 ID:em8Lgwja0
昨晩サーヴァント同士の戦闘行為が行われた弓道場の魔力痕は、朝の時点でほぼ完全に消えていた。一方、同じく昨晩発生したらしいこちらの事件跡ではまだ魔力が感じられる。
この差はどういうことだろう。普通に考えれば逆なはずなのに、何が起きているのか。
事件痕でサーヴァント同士の戦いがあって、被害者はそれに巻き込まれた?それなら魔力痕が残っているのは納得出来る。
納得出来るが……あんなに狭い路地裏で戦いが起きるとは思えない。闇討ちのようなものならまだ分かるが、小規模な戦闘だけで弓道場以上に魔力が残るはずがない。
130: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/08/05(土) 22:10:17.54 ID:em8Lgwja0
今回の更新は以上です。謎をぶん投げて終わるスタイル。
夏に入ったので、頑張って更新頻度を上げていきたい。
131:名無しNIPPER[sage]
2017/08/06(日) 12:33:14.93 ID:csSuSIyao
乙カレー
132:名無しNIPPER[sage]
2017/08/06(日) 20:35:18.12 ID:nwnkLEBoo
乙乙
133:名無しNIPPER[sage]
2017/08/07(月) 14:16:05.67 ID:mFhYeQkzo
おつおつ
134: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/08/12(土) 21:03:15.22 ID:2DXfZ1Rh0
『ーーご主人様、あまり考えこむのもよくありませんよ。少し風に当たってみては?』
「……あぁ、そうだな」
気づいたら、もう日が落ちかけている。帰る前にと、公園の自動販売機で缶コーヒーを買う。冷え切ったベンチや喉を通るコーヒーの熱さが、今の季節を感じさせた。
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