会長「音が紡ぐ笑顔の魔法」
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385: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/04/05(日) 14:50:51.37 ID:3Yjki+0Uo




一年前

作詞「君、この資料は何?」

「へ?」

作詞「三箇所も誤字がある」

「あ、す、すみません」

作詞「私はこれから用事があるのにも関わらず君の手助けをしなければならない。生徒会長だからね?分かるかな?」

「あ……ぁあ……うぅ……」

作詞「それに比べて見てごらん?あの二人は真面目に仕事をこなしているよ。同い年だよね?」

「ひぃ……」

作詞「見てごらん?」

「え?」

作詞「ほら、簡単なところで間違えてしまってる。君は抜けが多いからしっかり書類を見て書けば良いだけだよ、普段は真面目なのに勿体ないじゃないか?」

「かいちょお……」ウルウル

作詞「ほら、涙拭いて鼻かんで。ほらハンカチ」スッ

「……」チーン

作詞(私のハンカチで涙を拭くのはいいけど鼻をかむのはおかしいよね?……)

作詞「急いでいるから先にいくよ、ハンカチはあげる」

「ありがとうございますぅ……」

作詞(生徒会長が私の役割、求められる仕事をこなして求められる人であろうとする)

作詞(とんだピエロだよね)

作詞(だけれどもあの場所、自由天文部なら私は私らしくなる事ができる)

作詞(今回のライジングロックは散々だったそれでも次、廃部がかかっている来年こそ――)


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