新田美波「わたしの弟が、亜人……?」
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895: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:28:23.04 ID:kdA8uLchO

アナスタシアは階段を上り始める。はじめは踏段を照らしながらだったが、歩幅と踏段の高さの感覚を把握したあとはスマートフォンのライトを下に向ける必要もなくなった。

一定の速さで階段を駆け上る。右の足と左の足を一定の高さまで上げ、一定の歩幅で前に出す、体勢を保つ、スピードを保つ、それだけを考える、佐藤のことは考えない、それをするのはケイに会ってから、アナスタシアは自分にそう言い聞かせる。

十一階を通過し、十二階へ。激しく息切れしている。呼吸のリズムを整える、もう一度足をあげる高さと前に出す距離を意識する。

永井にまだ戦えると伝えるためにアナスタシアは十五階へ駆け急ぐ。



後ほど、アナスタシアはこの決断を後悔することになる。



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