新田美波「わたしの弟が、亜人……?」
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850: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:07:29.90 ID:SzhTzFDuO

十五階、黒服たちが十字になった通路で左右に展開し伏撃の体制で佐藤を待ち構えている。

下村から南階段で田中と遭遇したとの連絡、黒服たちは北階段からつづく通路を伏撃の地点に選んでいた。


黒服2「平沢さん、あんたはなんでこの仕事を?」


平沢と並んでシグザウエルを正面に構えている年嵩の黒服が訊いた。


平沢「忘れたよ」

黒服2「家族はいるのか?」

平沢「長いこと会ってないな」


オープンサイト越しに通路の暗闇に視線を固定する。真鍋と若い黒服は横に貫く通路にそれぞれ銃口を向けている。

平沢の眼が暗闇の中での黒い影の微妙な動きを捉える。影は通路の陰に消え、同時に動きの気配も消える。数秒間そのままで、眼が間違いを起こしたのかと思い始める程度の時間が過ぎる。

突然、暗闇の中にパステルカラーの脚の生えた抽象画が出現する。

平沢は躊躇せず引き金を引いた。


佐藤「ぬ!?」


抽象画越しの銃撃が佐藤の膝を貫いた。床に倒れた佐藤の頭部はキャンバスで隠れ、平沢からは狙えない。キャンバスが傾く。年嵩の黒服が狙えるようになった佐藤の頭部に照準を合わせる。

佐藤が先に引き金を引いた。牽制のための連射。平沢と黒服が身を隠している隙に佐藤は這いずって通路の角まで後退した。





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