477: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/10/23(月) 22:47:52.49 ID:rkcK97lyO
狙撃手01「本当に、実在するのか!?」
田中のIBMは、身体を反転させ、ビルの窓を足場にして強く踏み込み、狙撃手たちがいる北側のビルの屋上に向かって一直線に跳躍した。
IBM(田中)『お゛お゛』
狙撃手01「うお゛おおお」
銃弾のようなスピードで跳んでくるIBMは、狙撃手の首をあっさりと切り飛ばした。振り切った腕の勢いにのって、狙撃手の首はゴルフボールのように吹っ飛び、放物線を描いて屋上から落下していった。
観測手01「あ゛あ゛っ!」
続けて、IBMは拳銃を引き抜こうとする観測手の眉間の真ん中に爪を突き刺した。IBMがそのまま屋上を駆け抜けると、ぞっとするほどの長さのある中指の第一関節のあたりまで眉間に深く突き刺さった死体の足が宙に浮き、死体は空を舞う凧のようにひらひらと揺れ動いた。
IBMが屋上の縁から、背の低いビルをひとつ挟んだ東側の高層ビルに跳躍したとき、左中指の爪が観測手の眉間からすぽっと抜けた。観測手の死体は頭を下に向けながら、アスファルトで舗装された地上に向かって真っ直ぐ落ちていった。
水野ビルにいる狙撃手と観測手が、ビルへと跳躍するIBMを視認する。
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