469: ◆X5vKxFyzyo[sage]
2017/10/23(月) 22:29:44.37 ID:rkcK97lyO
戸崎「刑事部だけでは対処できないテロや凶悪事件発生時、交渉より制圧を優先し展開する実戦経験のある精鋭たちだ」
佐藤「極論、かれらに勝てれば私達は最強の軍隊といえる」
佐藤はショットガンのフォアエンドを後ろにスライドさせ、もとの位置に戻しながら言った。薬室に実包が装填され、戦闘の準備を整える。
SAT隊員たちは五班に分かれ、それぞれビルの瓦礫や旅客機の破片に身を隠した。先頭の射手が片膝をついた膝射の姿勢で短機関銃を肩にあて、ピープサイトを除きこみ、佐藤に狙いをつける。
佐藤「国民に問う。この戦闘で判断せよ」
佐藤「我々と人間、どちら側につきべきか」
佐藤の声が曽我部が膝の上で開いているノートパソコンから聞こえてきた。曽我部は「AJIN.com 」を閲覧していた。
曽我部「戸崎先輩、帽子は自分の視野をライブ配信してます。日本中がこの戦闘を見る!」
曽我部は戸崎に向かって慌てて話しかけた。
曽我部「負けるわけには……いきませんよ」
戸崎「奴も同じだ」
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