367: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 22:37:28.14 ID:jvW3su8lO
オグラ「先刻話した通り、IBMは崩壊し続けており、崩壊の際に特殊な電磁波を放っている。放射性同位体のようにだ。この電磁波でIBMと亜人は意思の疎通をしている。
ラジオが聞きづらくなることがあるだろう。雨の日なんかに。アレと同じ、雨の中でIBMは動かしづらくなる。
IBMは、パワフルだができそこないだ。やり合えそうな気がしてきただろ?」
368: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 22:39:34.60 ID:jvW3su8lO
戸崎「出血のせいだ。治療の手配を」
オグラ「健闘を祈るよ」
369: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 22:40:47.54 ID:jvW3su8lO
−−火曜日
戸崎「以上が警察への助言内容です」
370: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 22:42:36.79 ID:jvW3su8lO
すこし離れた位置に座って会議を静観していた曽我部は、委員会からの要求を受けてこう答えた。
曽我部「ダメです」
371: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 22:44:11.47 ID:jvW3su8lO
ほかの委員会メンバーも、曽我部の問いかけに答えず、沈黙したままだった。曽我部はそういした場の空気に憤ったのか、一転して声を荒げて身を乗り出して言った。
曽我部「何もないなら、戸崎先輩の意見に従うのが最善じゃないですか!」
372: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 22:45:53.80 ID:jvW3su8lO
会議を終えた曽我部はその足で直接大臣の元へと赴いた。カーテンが閉められた薄暗さが包む部屋のなかで大臣は高級椅子に腰掛けていた。
大臣「おつかれ」
373: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 22:49:29.64 ID:jvW3su8lO
大臣「曽我部、われわれはこの事実を知らない。いいか? 知らないんだ」
大臣「すべてはあの男の身勝手な単独プレー。大活躍してもらおうじゃないか。そして事態が収拾したあかつきには……すべての責任を負って、消えてもらおう」
374: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 22:50:57.27 ID:jvW3su8lO
田中「あ、ちょっと。佐藤さん」
アジトの通路に棒立ちになっている佐藤の幽霊に田中は話しかけた。
375: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 22:52:45.32 ID:jvW3su8lO
佐藤「ん? 放任!」
田中「はあ?」
376: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 22:53:57.82 ID:jvW3su8lO
そこで佐藤は一旦言葉を切って、呆れたようにため息をついた。
佐藤「それに比べて奥山君はド下手。本人が器用だから、幽霊にいろいろさせてこなかったんだよ、アレは……」
377: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 23:00:24.08 ID:jvW3su8lO
>>1です。実はこの後の展開が絶賛難航中でして、今日の本編の更新はここまでになります。
長らくお待たせしたうえに、原作の話をまんま文章化したものしか更新しないのはあまりにもあれなんで、代わりといってはなんですが、ちょっとした番外編3編をこの次のレスから更新していきます。
永井が346プロに入社しているという設定のコメディ的な話です。設定とか時間軸とかキャラまでゆるゆるですが、どうかご容赦願います。
968Res/1014.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20