372: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/12(土) 22:45:53.80 ID:jvW3su8lO
会議を終えた曽我部はその足で直接大臣の元へと赴いた。カーテンが閉められた薄暗さが包む部屋のなかで大臣は高級椅子に腰掛けていた。
大臣「おつかれ」
曽我部は大臣の側に背を伸ばして立ち、後ろで手を組んだ。
大臣「どうだった、戸崎は?」
曽我部「はい。戸崎先輩は、あきらかに異常なです。いろいろと知りすぎています」
大臣「となると、やはり……」
曽我部「はい。オグラ・イクヤは生きている」
曽我部が口にした結論に、大臣はひそめいた笑いを洩らした
大臣「戸崎……思った以上に大した奴だ。アメリカ側の人間に手を出すとは」
大臣「あの男は、われわれには超えられない一線を越えてくれたぞ」
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