120: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/03/24(金) 22:34:45.97 ID:NJ9NkxEDO
話を聞いた下村は咄嗟に身を乗り出し、問い詰めるようにして慧理子に聞いた。
下村「永井圭が黒い幽霊を見たといったんですね!?」
慧理子「は? 黒かは知らないけど」
下村はゆっくりと椅子に腰を戻した。さっき立ち上がった勢いで椅子はがたんと音を立てて動いたが、元の位置からそれほど動いていなかったので、下村は無事に尻を椅子に落ち着けることができた。下村はそれからゆっくりうなだれた。
下村 (口が……スベった……)
美波「あの、下村さん?」
下村 (あとで戸崎さんに怒られるかも……)
下村は自分でも顔が赤くなっているのがわかるくらい恥じ入っていたので、美波の声に反応することはできなかった。うつむいたままの下村に美波は戸惑ったし、慧理子もおとなっぽくないいまの下村にすこし呆れていた。気がぬけた慧理子は現在の状況につきあう気になれなくて、兄とよく遊んでいた時期のことをふたたび思い出していた。
慧理子「あ……まさか、協力者って」
慧理子は突如、兄に協力する人物に思い当たりがあることに気がついた。
慧理子「あの、もしかしたら……」
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