76:名無しNIPPER[sage]
2017/04/03(月) 22:28:34.18 ID:rbYudfL80
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先遣した演習先の艦隊と敵の戦闘が始まったらしい。
凄まじい嫌悪感と、吐き気に耐えながら僕は指揮をとる。
…北上が追いついた瞬間、彼女らは沈む。
それを思うと、僕は気が狂いそうだった。
好かれてはいない。
嫌われている自覚はある。
だが、それでも目の前で殺されていいのかといえば話が違った。
天城からの報告が上がる。
…よそ事を考える余裕などないはずなのに、僕の脳裏で何かの記憶が蘇った。
「…あ」
何を、自分は考えていたのだ。
とっくに自分は自分の意思で人を消すことを選んでいただろう。
その後だ。
突如として、通信が遮断された。
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