42:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:24:49.27 ID:FmEABDeH0
「そこが理解できないんだ」
僕は北上にそうハッキリと言った。
北上は黙って僕の話を聞いてくれる様で、言いかけた言葉を引っ込めた。
「なぜ、前任者は中将を殺す必要があったんだ?
それにラバウルの事件への関与だって、彼である必要が何処にあったんだ?」
北上は目を閉じる。
彼女は顔を下に向けたまま言う。
「憎かったから。邪魔だから。その二つのほか、中将殺しはあたしには思いつかないね」
「は?」
「ラバウルの事件に関しては奴の技能に目をつけたラバウルがいたってことでしょ」
「いや、そこがわからないんだ」
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