43:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:25:33.33 ID:FmEABDeH0
北上は視線を上げる。
「どこが?単純じゃん。ラバウルが先に声をかけたんでしょ。で、邪魔だから殺した」
「ラバウルの事件はわかった。けど、中将殺しがなおさら異質だ。憎む理由が想像できない」
「殺されるだけのことを前任者は中将からされたんじゃない?」
「そんなことあるか?」
僕が言うと、北上はタバコの灰を灰皿に入れた。
「それこそ本人に聞けって話」
北上はそう面倒くさそうに言うと、結論を出した。
「提督。脱線した話を戻すよ。
君が思う様なことはない。サラトガを奴が作れるとは思えないし、仮に作れたとしても理由がない。
作ったなら、なぜ放置したの?そもそも言ったら、どうして自分の製作物を回収に来ないんだってね」
制作物と言われ、僕は自分の艦隊を思い出す。
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