41:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:24:11.71 ID:FmEABDeH0
僕は、インドでの事件を思い出していた。
北上は煙を吐きつつ続けた。
「奴が消えた以上、中将殺しの目的もわからない。
けどちょっとした予想は立てられるよね、事件を追うと」
「予想?」
「…自分のことなのに忘れたのかい?提督」
「僕は前任者は死んでいると聞いた」
「そうね。そもそもラバウルの事件後どこかのバカがあいつを殺そうとした。
それで奴は死んだ、表向きには。
けれども奴は、公式に死亡したことを逆手にとったんじゃないかな?」
「…意味がわからない」
「死んだことを利用して何人か殺したい奴がいたんでしょ。例えば中将とか」
北上はそう断定した。
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