11:名無しNIPPER[saga]
2016/12/29(木) 21:15:17.79 ID:DCQRcG4p0
北上はそう言ってから手にしたナンクロを開く。
それから、いつものように自分の椅子に座った。
僕はこの光景を見て疑問を覚えた。
仕事がなければ、このように北上はいつも何かしらで暇をつぶしている。
この光景に疑問を覚えたわけではない。
いつものことだ。
だが…もっと広い意味で僕は疑問を覚えた。
こうして彼女が暇をつぶせている現状は正しいのだろうか。
戦いもしない軍艦、指揮しない提督。
僕らが抑止力としての意味もないこの時代、
こうして遊んでいることはいいのだろうか?
「出撃しなくていいのか」
その想いからそんな言葉を言うと、北上は手を止めた。
ナンクロを閉じることなく、北上はこちらを向く。
「何言ってるの提督?」
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