8:名無しNIPPER[saga]
2016/08/17(水) 08:57:03.32 ID:z/+VcU0Mo
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「…ふふっ」
自然と唇が歪む。
戦闘は、楽しい。
あの人の声を聞いて、その指示で動く時間は楽しい。
だって、何も考えなくていいから。
ただ、私の全てを、あの人に委ねればいい。
あの人の艦娘であればいい。
事実、私は戦闘中にそれだけを考えている。
そこには、自らを惜しむ気持ちなど、欠片も存在しない。
彼が死ねというのならば、迷わず死んで見せると、断言できる。
私は艦娘なのだから、兵器なのだから。それが当然で、それを成せることが幸せなのだ。
戦闘はある種、自分にとって情交のようなものだと―いつか考えた事があった。
私にしか出来ない、彼との繋がり。
……翔鶴姉には、できないこと。
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