5: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/19(日) 01:45:25.64 ID:qA82S3wZo
●へきれき
俺「作戦は…どうする?」
カライモン「まず未来予測を相殺するためにも、可能な限り神風君との契約による連携を展開。それと…」
俺「耐性能力にはどう対応するんだ?俺達の攻撃手段って、そんなに多くは無いよなぁ?」
カライモン「それに関しては、幾つか確認をしてからで無ければ結論を出す事は出来ない。まずは目の前の相手で確かめてみよう」
飛来する球体が流線型に変形し、速度を増しながら落下する中…俺達は神風との契約を行い、意識を共有する事で連携を取る。
カライモン『まずはユズ君…君の炎で奴等の戦力を削いでくれ給え』
ユズ『はいッス!』
軌道を変え…螺旋を描きながら収束して俺達の頭上へと迫り来る、虚獣から射出された流線型の物体。
それにを…カライモンの指揮の下、ユズが火炎の魔法で迎え撃つ。
次々と敵を飲み込み焼き尽くす、ユズの火炎。
その火力は、傍からは相手を全滅させるのに充分な物に見えたのだが…
群の奥に進むその最中、ある瞬間を境に…焼き尽くすどころか、焦げ目一つ残す事すら出来なくなってしまっていた。
俺『マジかよ……これって、リアルタイムで例の耐性が反映されてるって事だよな』
カライモン『…そのようだね。なるべく大量に引き付けておいて、一網打尽…と言う訳には行かないか』
ユズ『じゃぁ、残りはどうするッスか?炎じゃなくて光の魔法で自分が……』
カライモン『いや、恐らくそれはまだ早い。分の悪い賭けになってしまうが…彼のディメンションスレイヤーで残存兵力を片付けよう』
レミ『…って、むしろそっちの方が早すぎるんじゃないの!?切り札をいきなり使っちゃって大丈夫なの?』
カライモン『だから、分の悪い賭けと言っただろう?それに―――』
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