6: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/19(日) 01:47:11.78 ID:qA82S3wZo
●うらわざ
俺『成程な……確かにそれなら何とかなるかも知れないが…実際に上手く行くかも、そもそも俺がそれを出来るかも判らないぞ?』
カライモン『…何度も言わせないでくれ給え。それを踏まえた上での分の悪さでも賭けるしか無いのだよ』
俺『プレッシャーかけてくれやがるなぁ、おい。くそっ…失敗しても恨むなよ』
残った戦力に向けて跳躍しながら、ディメンションスレイヤーを形成。
おあつらえ向きな事に、標的の方から飛び込んで来てくれているため…討ち漏らす事無く難無く残機を迎撃。
更にその勢いのまま虚獣本体へと切迫し、翼にディメンションスレイヤーを突き立てる。
先の…ユズの火炎への耐性が付くまでの間隔を考えても、ディメンションスレイヤーへの耐性を付けられた様子は無し。
………カライモンの目論見通り、ディメンションスレイヤーの投入が功を奏したようだ。
ユズ『えっと…これってつまり、どう言う事ッスか?』
レミ『身も蓋も無い言い方だけど…ディメンションスレイヤーって、何でもありの反則技じゃない?』
ユズ『そうッスね』
レミ『だから…攻撃の際に耐性を作られないように、ディメンションスレイヤーがディメンションスレイヤーである事を隠して、偽装しながら攻撃…って事が出来れば』
ユズ『耐性を付けられる事無く、攻撃する事も出来る…って事ッスね!』
俺『とまぁ、そう言う訳で…実際に試してみたんだが……』
レミ『何?言い淀んじゃって、どうかしたの?』
俺『今確認してるんだが…その偽装に対しても、耐性を付けられた形跡が無い。多分…ディメンションスレイヤーその物への耐性が付けられないみたいだ』
カライモン『それは朗報だね。ならこのまま…次の段階に進んでくれ給え』
そう………ここまでは順調だった。最初の懸念も無駄に終わり、予想以上の成果を得て……何もかもが順調に進んでいるように見えたのだが……
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