104: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/09/03(土) 20:53:05.08 ID:BKmQ0ZLDo
俺「一体どう言う事だ!仕組みって一体何だよ!!
闇の核『彼女…無の核の干渉に関しては、貴方も既にご存知の事かとは思いますが…』
俺「お、おう……」
無の核…その名前自体は初耳なんだが…余計にな茶々を入れて話の腰を折ってもいけないので、とりあえずは肯定しておくのだが…
光の核『スピリットや、あの者のように…無の核に接触干渉を行った者は、同時に無の核からの干渉を受けておる。そして、それとも異なり……』
俺「いや待て。ロストの正体が三つめの…無の核だってんなら、俺もモロに干渉受けてる筈だよな?」
追い付けないどころか置き去りになりつつある会話の中、俺は思わず突っ込んだ。
闇の核『そう……本来であれば、光と闇…そして無の核の干渉を色濃く受けた貴方が、真っ先に終焉を齎す者となる筈でした』
俺「………は?じゃぁ、何で俺は無事なんだ?」
闇の核『まず…私の空間の中でそれを察知した際、仮初の…一時的な封印を貴方方に施したのです』
光の核『その際…暴走した我が眷属の襲撃に逢い、汝等の命その物を脅かしてしまったが…な』
俺「って…あの熱病って、適応の副作用じゃ無かったのかよ!?」
光の核『そしてその後…終焉を齎す者として覚醒するよりも早く、前以って我らが汝と同化し…無の核の支配を免れるに至った…と言う話だ』
俺「スルーしやがった……って待てよ?だったら…現に今レミがあんな事になってんのは……」
好奇心で…ましてや勢いなんかで知ろうとしてはいけない事が、この世には存在する。
そして…今の俺の言葉が正にそれだった。
闇の核『………そう。終焉を齎す者として…貴方の代わりに覚醒したのです』
俺「―――――――――ッッ!!?」
俺は……突き付けられた真実に絶句した。
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