100: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/09/03(土) 20:21:13.13 ID:BKmQ0ZLDo
俺「………は?」
レミの言葉を聞き…俺は思い違いに気付いた。
俺は…終焉を齎す者とレミを切り離し、その上で終焉を齎す者だけを倒そうとしていた。
だが、レミは………最初から、終焉を齎す者諸共…自分も心中するつもりだった。
レミ「正直言っちゃうと…もしかしたらって期待して無かったって訳じゃ無いんだけど……やっぱり無理だったわね」
俺「やっぱり…って、気付いてたのか?」
レミ「…うん。力関係って言うか相性って言うか…出来ないだろうなって事は、何となく………ね」
………俺は思い知った
自分の浅はかさ……何とかなるだろうと楽観していた甘さ……そして、覚悟の無さ。
思い返してみれば、ハルが光の恩恵派に連れ去られた時もそうだった。
目の前の現実から逃げ出して…希望にすがって、覚悟の一つも決められなかった。
そしてその結果………俺は、一度ハルを失った。
そう…だから……もう迷ってはいけない。レミの想いに答えるのが、今の俺の義務だ。
自分の不甲斐無さを悔やみながら、覚悟を決めたその上で…………
俺「そっか…悪ぃな。んじゃぁ、今度こそ確実にいくぜ」
レミ「うん、お願い。これ以上長引いちゃうと…アタシ、マズいかもしれないから」
俺「あぁ、安心しろ……ほんの一瞬だ。そんでもって…」
レミ「……何?」
………俺は持てる全ての力を使い、数多の球状のダークチェイサーを形成。
俺「終わったら…何もかも元通りにしようぜ!!」
レミ「…………」
レミは…微笑みながら俺を見据え……
そんなレミに向けて…俺は、ダークチェイサーによる一撃を放った。
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