八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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475: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/12(土) 23:35:42.88 ID:P+l3VGEy0

× × ×






奈緒「な、な、なんでアタシには教えてくれなかったんだよぉーーー!!!」



つんざくような非難めいた叫び。というか非難。

あまりの声の大きさに、俺も加蓮も耳を塞ぐ。



加蓮「あれ、言ってなかったっけ? おっかしいなー」

八幡「ちひろさんに聞いてたんじゃないのか?」

奈緒「き、聞いてないぞ!?」

加蓮「んー何人かに直接教えてたみたいだったけど…………あ、そっか。そういえばあの日奈緒いなかったから、アタシが伝えておくって言ったんだった」

奈緒「かれぇーーーーんっ!!」



アハハーごめんごめん、と頭をかきながら笑う加蓮。全然悪びれる様子ねぇなオイ。



奈緒「ったく、普通にお前がスーツ着て事務所にいるもんだから、こっちはめちゃくちゃビックリしたんだからな」

八幡「いや、俺に言われても…」



伝え損なったちひろさんと加蓮に言ってくれ。

そしてそこで奈緒は一旦静かになったかと思うと、こっちをジッと見て、睨むようにする。一体どうした。



奈緒「……………んん、……あー……」



チラチラと、俺の方を見て、俯いての繰り返し。
そして意を決したかのようにもう一度睨み、やっとこさ口を開いた。



奈緒「……………………おかえり」

八幡「おう」

奈緒「だぁー! なんでアタシがこんな恥ずかしい思いをしなくちゃならないんだよ!」

八幡「だから、俺に言われても…」



見事な逆ギレである。そんなに恥ずかしいなら言わなきゃ良いのによ。
それでも言わないと気が済まないってんだから、生きにくい性格だな。





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