八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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476: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/12(土) 23:36:13.23 ID:P+l3VGEy0



加蓮「それじゃあ、アタシからも」



と、便乗するように加蓮もこっちに向き直り、満面の笑顔で告げる。



加蓮「おかえり、八幡さん」

八幡「お、おう」



こいつはさすがだな……言われたこっちが恥ずかしくなる。

そんな様子を奈緒が「そのメンタルが羨ましい……」とジト目で見ている。気持ちは分かる。



加蓮「……でもホント、戻って来てくれて良かったよ」



さっきまでのイタズラっぽい笑みとは違い、安堵したかのような顔になる加蓮。



加蓮「あなたが育てたアイドルなんだから、最後まで面倒みてよね?」



期待するかのような、その眼差し。
直視するのもこっぱずかしく、目を逸らす。つーか、育てたつもりも特に無いんだが……



奈緒「まぁ、確かに中途半端に逃げるのは良くないよな」



習うように、奈緒も勝ち気な笑みを浮かべて言う。



奈緒「責任はちゃんと取れよ、比企谷」



……本当、遠慮の無い友達だよ。

こんなんだから、俺もほだされるんだ。
だから、仕方なく返事をしてやる。



八幡「……へいへい」



なんともやる気の無さそうな、照れ隠し満載の返事。
けど、これが俺の精一杯だ。


それでも奈緒も加蓮も、満足そうにしてるんだから、許してくれ。








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