八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/11(金) 22:48:10.63 ID:JnIiLH7j0
至極単純で、シンプルすぎるその答え。
でも、だからこそ心からそう言える。
凛「歌を唄ってる時は気持ちがいいし、ライブが上手くいけば凄く嬉しい」
美希は、私の言葉に頷いてみせる。
凛「新しい仕事を貰えればやる気が溢れてくるし、ファンから応援されれば思わず舞い上がっちゃう」
美希「うん」
凛「辛いことも、苦しいことも沢山あるけど、でもそれ以上に、アイドルが楽しい」
美希「うん……分かるの」
毎日たくさんレッスンをして、仕事をこなして、くたくたになって眠りにつく。
起きれば、またレッスンや仕事をして、その繰り返し。
非難や中傷もある。応援や賞賛もある。
数え切れない、私もまだ見たことのない景色が、ここにある。
凛「こんな楽しいことを辞めちゃうのは、私は勿体無いなって、そう思うんだ」
それを教えてくれたのは、今は隣にいないあの人だけど。
でも、だからと言って私が手放す理由にはならない。
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