八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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429: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/11(金) 22:49:22.27 ID:JnIiLH7j0



あの人と約束していなかったら、私はアイドルを続けなかったのか。

あの人がいなかったら、私はアイドルになっていなかったのか。

あの人が、結婚しよう、なんて事をもしも言っていたなら、私はアイドルを辞めていたのか。



その問いに対する答えは……否だ。



あの人との約束を叶えたい。

あの人が残した思いを無駄にしたくない。

あの人が背中を押してくれたことを無かったことにしたくない。



でも、それ以上に。



私は、私がやりたいから、アイドルをやるんだ。

それが、私の答え。






美希「……そっか」






じっと聞いていてくれた美希は、目を閉じて満足そうに微笑む。

彼女がほしい答えを、私は返すことができたのかな。



美希「それが、凛の思いなんだね」

凛「ただの我が侭だよ。誰の為でもない自分の為。そんな立派なものなんかじゃないんだ」

美希「そんなことないの。ミキだって、キラキラしたいからアイドルをやってるし」



キラキラしたい……

その例えは、何だかとても美希らしい。会って間もないけど、そんな風に思えた。



美希「もちろん、ハニーに喜んで貰いたいっていうのもあるけどね。あはっ」

凛「は、ハニー?」





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