八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/11(金) 22:49:22.27 ID:JnIiLH7j0
あの人と約束していなかったら、私はアイドルを続けなかったのか。
あの人がいなかったら、私はアイドルになっていなかったのか。
あの人が、結婚しよう、なんて事をもしも言っていたなら、私はアイドルを辞めていたのか。
その問いに対する答えは……否だ。
あの人との約束を叶えたい。
あの人が残した思いを無駄にしたくない。
あの人が背中を押してくれたことを無かったことにしたくない。
でも、それ以上に。
私は、私がやりたいから、アイドルをやるんだ。
それが、私の答え。
美希「……そっか」
じっと聞いていてくれた美希は、目を閉じて満足そうに微笑む。
彼女がほしい答えを、私は返すことができたのかな。
美希「それが、凛の思いなんだね」
凛「ただの我が侭だよ。誰の為でもない自分の為。そんな立派なものなんかじゃないんだ」
美希「そんなことないの。ミキだって、キラキラしたいからアイドルをやってるし」
キラキラしたい……
その例えは、何だかとても美希らしい。会って間もないけど、そんな風に思えた。
美希「もちろん、ハニーに喜んで貰いたいっていうのもあるけどね。あはっ」
凛「は、ハニー?」
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