八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
1- 20
369: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/07(月) 23:37:27.26 ID:ttV+FyVW0



莉嘉「…………その、前に…」

楓「はい?」



莉嘉の表情は、俯いているせで伺い知れない。
聞こえてくるのはか細い声だけだ。



莉嘉「…………一個だけ…訊いていい……?」

楓「ええ。どうぞ」

莉嘉「……………………アタシがやったって言ったら……怒る……?」



その最早降伏したも同然のような質問に、楓さんは目を丸くする。

丸くして、そして、本当に優しげないつもの笑みで、こう応えた。



楓「まさか。そんなはずありませんよ」



その言葉で、どうやらもう決着はついたようだ。






莉嘉「……うっ…………ごめんなさぁ〜〜〜いぃぃっ!!!!!」


楓「あらあら」






ひしぃ、っと。楓さんに抱擁……というより、しがみつく莉嘉。なんだか既視感のある光景だ。

もっとも、さっきより目の保養にはなるがな。……すげぇな、こいつ。



莉嘉「本当は、ちょっと隠すだけの、ドッキリとか、そういう出来心だったの! でも、まさか転んで割っちゃうなんて……」

楓「いいのよ。莉嘉ちゃんに怪我な無くて良かったわ」



頭を撫で、まるでお母s……お姉さんのように慰める楓さん。さっきまで探偵と容疑者だったのに、今はそんな雰囲気はどこへやら。美嘉が見たら羨ましがりそうだ。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
510Res/408.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice