八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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357: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/07(月) 23:21:33.22 ID:ttV+FyVW0



楓「一階のレストルームということは、確か早苗さんも行ったとおっしゃってましたね」

凛「でも、幸子とは会わなかったって……」

幸子「いやその、本当は会ったというか、見たと言いますか…」

凛「見た?」



見た……って言うのは、その、つまり……



八幡「……まさか」

文香「霊的な何か……ですか?」

幸子「違いますよ!! そういうのは小梅さんにおまじないをお願いしてるんで大丈夫です!」



なんだ良かった。もし本当にそういうアレを見たとか言い始めたら夜出歩けなくなる所だったぜ。場合によっては帰らせてもらう。帰れないんだけど。

ってか、白坂のおまじないってそれ大丈夫? 逆に寄り憑かれる系のやつじゃない?



幸子「見たというのは、早苗さんを見たという意味です!」

八幡「……あー」



会ったのではなく、見た。そして、あまり言いたくはない事実。
その輿水の言い回しで、何となくは察した。



八幡「それは要するに、あまり人に言えないような現場を目撃した、ってことか。……早苗さんの」

幸子「……そういうことに、なりますね」



目を逸らし、ばつが悪そうに言う幸子。なるほどな。

ああも理由を説明したがらないから、一体どんな醜態を晒したのかと思えば……他の誰かの秘密を守ろうとしていただけだったとは。



幸子「……? なんで笑ってるんですか?」

八幡「いや、なんでもねぇよ」



うちの事務所って、こういう奴しかいないのかね。





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