八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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358: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/07(月) 23:23:00.12 ID:ttV+FyVW0



楓「ふむ……その現場というのは、一体?」

幸子「あれ!? それ普通に訊いちゃうんですか!?」

楓「探偵ですから」



にっこりと、非常に良い笑顔で言う楓さん。非情にと言った方が正しいか。
まぁ、野暮な詮索であることは既に重々承知。でも気になるからね! 仕方ないね。



幸子「ええと……さすがにこれ以上は、アイドルの矜持に関わると言いますか…」

「いいのよ幸子ちゃん。もう、喋ってしまっても」



と、どこからか突然謎の声。

楓さんが「何奴!」とか言って振り向いているが、声ですごい分かるしもう既に何だか残念な感じが漂っている。



早苗「あたしよ」

幸子「さ、早苗さん!」

早苗「ごめんなさい幸子ちゃん。辛い思いをさせたわね……」



ひしっと、何やらお涙頂戴な抱擁をしているが、こっちはさっさと進めて頂きたいんじゃが。



八幡「そういうのいいんで、早く話してもらえます?」

早苗「もう! 雰囲気が無いわね!」



ならもうちょっと演技を頑張ってくれ。撮影が今からちょっと不安になってきたよ?



早苗「言っておくけど、武蔵とは無関係よ? あたしがちょっと、その、粗相をしちゃって、それにたまたま幸子ちゃんが居合わせただけの話だから」

八幡「…………」



あれ? これ、俺聞いて大丈夫なやつ?

思わず俺が変な汗をかき始めると、それに気付いたのか早苗さんは慌てて訂正をする。



早苗「あっ、粗相っていうのは別に、間に合わなかったとかそういう意味じゃないわよ!? 言葉の綾だってば!」


その台詞でホッとする。なんだ、そうか。別にこっちはそんなつもりもないのに、セクハラでもしたかのような錯覚になって焦ったぜ。





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