八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/07(月) 23:12:11.57 ID:ttV+FyVW0
ぽんぽん、と。まるで誘うように自らの膝を優しく叩く鷺沢さん。
八幡「えっと……」
え。いや、どうぞってのは、その……いやいや、まさかそんな、そんなはずは……
ない。とは思うが、恐る恐る、俺は確認する。
八幡「…………あの、どうぞ、っていうのは……?」
文香「はい。……所謂、膝まくら、というものをしようかと」
やっぱりだったーー!!!
幸子「ひ、ひひひ、膝枕ですとぉ!!?」
凛「そ、そういうのもありなの!?」
女将「お静かにお願いします」
いやいやいや、いかんでしょ、これは。マジで。本当に。
文香「本当は、耳かきがあればそちらもしようかと思ったのですが……生憎と、持ち合わせていなかったもので……」
八幡「なっ……」
膝まくらに、耳かきまでしようとしてたのかこの人は!?
楓さんのギャップ萌えとは逆の、盛りに盛った方向性での破壊力だ。鬼に金棒。鷺沢文香に膝まくらに耳かき……恐ろしい程のバフ盛り合わせである。孔明さんもビックリやで。
文香「それでは改めて……こちらに、頭をどうぞ」
またも、ぽんぽんと自らの膝へ誘う鷺沢さん。
え、っていうか何、自らあそこに頭を置きに行けっていうの!? いやいやいや普通に考えて厳しいでしょう! 色んな意味で!
だが、ふと考える。冷静になってよくよく考えてみれば、これは人生に一度あるか無いかのチャンスではないだろうか? あの、あの鷺沢文香に、合法的に膝まくらをして貰えるんだぞ? 違法な膝まくらってなんだよ。いや今はそんなんことはいい。そりゃ周囲に見られまくってる上に自分から頭を差し出しに行くというこの上ない羞恥はあるが、それを補ってあまりある幸福が、そこに待っているんだぞ? 鷺さんが、ほんのり頬を赤らめながら、膝まくらを良しとしてしているんだぞ? これは、これはこれは、行かなければ男が廃るってもんじゃあないのか!?(ここまでの思考約0.5秒)
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