キスショット「これも、また、戯言か」
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244:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:48:13.87 ID:znhwGlXXo

 一瞬の両腕の激痛。そしてまた一瞬の暗転。

 二度目の暗転の後、今度の景色は、夜空と、ドラマツルギーの右脚だった。

「!!」

 ようやく、理解する。

 最初に頭を殴られたとき、ぼくは気絶していたわけではない。夢オチでも何でもない。

 本当に、ぼくの頭は吹き飛ばされたのだ。

 そして、その後、再生した。

 吸血鬼としての――――再生力。

 そうだ、突然のことで混乱していたが、以前にもあったのだ。最初も最初、吸血鬼として

目覚めたその日、ぼくは日光に焼かれ、焼けただれ、そこから再生した。

 ならば、そう、ならば。

 いくら傷ついても構わないというのであれば。

 ドラマツルギーに勝つ手段はある?



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