245:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:49:44.05 ID:znhwGlXXo
「!」
ドラマツルギーは左脚でぼくを蹴り、身体を宙に浮かした。十メートルほど、ぼくは吹っ飛ぶ。
「どうした? ハートアンダーブレードの眷属よ。降参するというのであれば、応じるが?」
蹴られた瞬間激痛が走った。地面に着弾するとき、全身を擦りむいた。けれどもう痛みはない。
ドラマツルギー相手には、手段を仄めかすだけでよいと考えていた。というか、
それしかないと思っていた。たとえどんな手段を用いたところで、返り討ちにあうだけだと。
けれど、今前提条件は崩れた。そうだ。すばやく再生するというのなら、一瞬で回復する
というのなら、どれだけ返り討ちにあおうが問題はない!
「……降参なんて、しませんよ」
ぼくは、立ち上がり、ドラマツルギーをじっと見る。
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