203:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 00:13:58.01 ID:GrYSg2Iro
「ほんと心配性だね、きみは。ネガティブというかなんというか。せっかく梶裕貴みたいな
いい声してるんだから自信をもったらいいのに」
204:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 00:15:25.31 ID:GrYSg2Iro
「しかし、まさかこんなに早く交渉が終わるとは思ってもいませんでした」
場合によっては戦闘に入る前に直江津高校始業、つまり月火ちゃんのタイムリミットを
205:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 00:16:25.03 ID:GrYSg2Iro
「まあ、ちょっとカッコつけてみたけれど、正直言うと結構大変だったんだけどね。特に
ギロチンカッター。最終的に全部片付くって言ってんだからそこまで目くじら立てること――」
206:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 00:20:49.03 ID:GrYSg2Iro
そんな色々気になることを言ってくる忍野に振り回され、会話後もなんだか気になってしまい、
答えが出るはずもないのに忍野の言葉の真意を考えていると、あっという間に時間は経ち、
207:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 00:23:25.87 ID:GrYSg2Iro
「そう苛立つでないわ。まったく、我が従僕がそのような移ろいやすいメンタルでは困るぞ」
いや、ほんと、オコッテナイデスヨ?
208:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 00:34:02.18 ID:GrYSg2Iro
「――ふう」
時刻を確認。午後十時。
209:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 00:35:42.71 ID:GrYSg2Iro
「なあ、キスショット、その、勝つためのアドバイスとか、そういうのないの?」
軽く投げやりに質問する。なんとなく、どんな答えが返ってくるかわかる。そう、こいつは
210:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 00:39:27.52 ID:GrYSg2Iro
「むう。まだわかってないようじゃな。うぬは」
憶えの悪い従僕に腹を立てたのか、キスショットはほほを膨らませながら言って、
211:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 00:41:39.37 ID:GrYSg2Iro
「うぬは、儂の眷属じゃ。この、鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼、キスショット・アセ
ロラオリオン・ハートアンダーブレードの眷属じゃ。うぬが負けるわけなどない。うぬが
212:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 00:42:30.29 ID:GrYSg2Iro
「…………死にかけてボロボロ泣いてたくせに」
「うん? 何か言ったかのう?」
213:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 00:43:13.86 ID:GrYSg2Iro
「確認するぞ。うぬがやることは?」
「戦うだろ? 勝つだろ? それで終わりだ」
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