101:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:48:43.06 ID:I+fdqcufo
死なぬだけマシじゃ。と、キスショットは自身に言い聞かせるようように言った。
そう、結果的に、彼女は死ななかった。
102:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:50:47.79 ID:I+fdqcufo
「じゃあ、また質問。キスショットの趣味は?」
「いやいやいやいや待て待て待て待て」
103:名無しNIPPER
2016/05/14(土) 16:52:09.33 ID:I+fdqcufo
「じゃあなぜそんな質問をこの状況下でするのじゃ?」
「いや、とりあえず相手が話しやすそうなところからやってこうかなって。コミュニケーションの
104:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:53:45.00 ID:I+fdqcufo
「で、キスショット、ぼくは、吸血鬼になったんだよね」
「こら、待てと言ったろうに。勝手に話を進めようとするな! まだ先の質問、言いたいこと
105:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:54:44.12 ID:I+fdqcufo
「はああああ……もう、なんじゃ、うぬ、救いようのないあほじゃな。ほんと」
「わかってもらえてうれしいよ」
106:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:56:06.31 ID:I+fdqcufo
ふうむ。吸血鬼世界というのは意外に体育会系らしい。となると、なにやら連帯感を強める
ための儀式めいたものがこれから行われるのだろうか? たしか聞いた話によると、ある中学
107:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:57:49.50 ID:I+fdqcufo
…………いや、それ、普通に女の子をかわいがっているだけになるのでは?
というツッコミを抑え、言われたとおりに頭を撫で。
108:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:59:17.73 ID:I+fdqcufo
「ふっ。よかろう」
「…………」
109:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 17:00:20.68 ID:I+fdqcufo
「儂がやれ、と言ったらやり、やめろと言ったらやめろ。まったく、まだわかってない
ようじゃなこいつ…………」
110:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 17:01:33.21 ID:I+fdqcufo
「はあ、次はなに?」
「より上位の服従の証、それはな」
111:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 17:02:06.55 ID:I+fdqcufo
「『いや』って、い、嫌、なのか……?」
軽く涙目になるキスショット。
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