107:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:57:49.50 ID:I+fdqcufo
…………いや、それ、普通に女の子をかわいがっているだけになるのでは?
というツッコミを抑え、言われたとおりに頭を撫で。
柔らかい。美しくさらさらの髪は、量があるのに、指が滑るようだ。
「あいつの髪とは大違いだ」と、思わずつぶやく。
風呂ギライだったからな。あいつ。
髪を撫でる。慈しむように、いたわるように。あまりの心地よさに、ぼくが撫でているのか。
髪がぼくの指を吸い込んでいるのか。指と髪との境界がわからなくなってしまいそうだ。
一体感。かわいがるのではなく、かわいがらせてもらう。至福の奉仕。なるほど。これは
主従の証たり得るだろう。ぼくは夢中になって髪を撫で続ける。
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