キスショット「これも、また、戯言か」
1- 20
108:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 16:59:17.73 ID:I+fdqcufo

「ふっ。よかろう」

「…………」

「もうよいて」

「……………………」

「よいと言っておるだろうが!」

 蹴られた。

 スカスカ、と彼女は自身を指して言っていたが、それでもぼくを軽く吹き飛ばす程度には

まだまだ力は健在らしく、あわれ戯言遣いはそのまま玄関の外まで吹っ飛び、ふたたび

陽光にさらされることになるのだった。

「あちちちちち! あついあついあつい!」

「なにがあわれ、じゃ。この、髪フェチの変態が!」

 さっさと戻ってこい。と、キスショットは冷たく言う。

 ひどいなあ。そもそも撫でろといったのは向こうだというのに。ぼくは必死に転がりながら

屋内へ逃げ、不平を口にする。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
284Res/217.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice