モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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228: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/08/03(水) 22:53:54.06 ID:vTRpaymho

 その女は恍惚の表情を浮かべながら、画面を高速にスライドしていく。
 脳内に広がるのは、外道さえも吐き気を催す最悪のシミュレーション。
 ただ自らのシャーデンフロイデを満たすためだけに、女は哀れな生贄を見繕う。

以下略 AAS



229: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/08/03(水) 22:54:31.36 ID:vTRpaymho

「『ジャイロ・アーム』はコードネームでしょう?

遠慮しないで、気安く『カーリー』って呼んでくれて構わないのよ。アタシも親愛を込めて『くるみ』ちゃんって呼んでるんだから。

以下略 AAS



230: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/08/03(水) 22:55:16.36 ID:vTRpaymho

 鬼神が嗤うコーヒーショップの席の一角。
 カーリーから離れたテーブル席には、個性的な容貌をした4人組の姿があった。

「同盟はあたしたちをさんざん厄介扱いしてきたっていうのに、いったいLPさんはここに何の用があってて来たんだろうな?」
以下略 AAS



231: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/08/03(水) 22:55:47.63 ID:vTRpaymho

「まーアタシらに黙って仕事をこなすってのも男の仕事って感じでいいけどさ。

それをちゃんと理解して背中を預けるってことをしなきゃ、アタシらもカッコ悪いだろ?」

以下略 AAS



232: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/08/03(水) 22:56:23.31 ID:vTRpaymho

 LPの予定はこの後火急の仕事が入っているわけではなかった。
 だが何もなければ、LPは戻って再び仕事に従事するだろう。

 だからこそ、今日はLPをねぎらうために4人はついてきたのだ。
以下略 AAS



233: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/08/03(水) 22:57:14.16 ID:vTRpaymho




「ぐわああああああああああああ!!!!!!」
以下略 AAS



234: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/08/03(水) 22:57:46.83 ID:vTRpaymho

 そんな誰もが危機を察知し、身も守るための次の行動を想起しようとする中で、またく違う反応を見せた存在は店内に3人いた。

「……始まったわ」

以下略 AAS



235: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/08/03(水) 22:58:26.89 ID:vTRpaymho

「……なんで」

 百獣を内包する少女は、店の外へと視線を向ける。
 視線の先は同盟本部1階ロビー。
以下略 AAS



236: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/08/03(水) 22:58:59.72 ID:vTRpaymho

 時間は少し遡った同盟本部1階ロビー。

 雑踏の中、カーリーに応対した受付嬢は、怪しげな来客者のことを上司に報告している最中だった。

以下略 AAS



237: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/08/03(水) 22:59:42.51 ID:vTRpaymho

 人々は突如として現れた『カース』に散り散りになって逃げ惑う。
 誰もがここを同盟本部であることを忘れてあるものは出口へ、あるものは本部の奥を目指して、できるだけ『カース』から距離を取ろうとする。

 『カース』は無差別に人を襲う災厄だ。誰もがわが身の可愛さに、外へ外へと距離を取ろうと醜く進む。
以下略 AAS



238: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/08/03(水) 23:00:28.64 ID:vTRpaymho

 ヤイバー甲はその視界に影がかかったのを理解した。
 上を見れば漆黒の泥。その『カース』は瞬間的に体を拡大し、その咢でヤイバー甲の全身を覆うほどの傘をかける。

「……え」
以下略 AAS



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