603: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:10:40.55 ID:EdrrS/iLO
希「ん、……にこっちに、謝らなおもって」
にこ「謝る?」
604: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:11:06.93 ID:EdrrS/iLO
突き放すような言葉を、あえて突きつける。
悪いけど、どうでもいいのよ。
605: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:11:43.68 ID:EdrrS/iLO
希「にこっち」
にこ「――――」
606: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:12:17.66 ID:EdrrS/iLO
にこ「……やめてよ!」
耐えられなかった。
607: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:12:43.57 ID:EdrrS/iLO
にこ「私は、帰りたいの……」
だからそれは、弱音じゃなくて、本音。
608: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:13:24.17 ID:EdrrS/iLO
希「――――」
荒唐無稽な私の話を、希は最後まで黙って聞いていた。
609: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:13:55.00 ID:EdrrS/iLO
希「それにしても、ここがにこっちの夢の中……なんともスピリチュアルな話やね」
にこ「まあ……私自身、まだ信じ切れてるわけでもないけど」
610: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:15:27.01 ID:EdrrS/iLO
希「だけどにこっちとしては大変な問題だよね」
希「夢の世界から出られませーんって、じゃあ現実世界のにこっちはどうなってるん? って話やし」
611: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:16:07.76 ID:EdrrS/iLO
希「ね、にこっち」
優しさのかたまりみたいな言葉が、私をふんわりと包む。
612: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/06/21(水) 23:16:59.33 ID:EdrrS/iLO
「私」の言葉が、不意に頭の中をよぎる。
『その奥に眠ってる想いを、言葉を、語ろうとせず蓋をしたままでいるのは――うそつきと同じじゃない?』
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