ミュウツー『……これは、逆襲だ』 第三幕
1- 20
237: ◆/D3JAdPz6s[sage saga]
2017/09/11(月) 23:48:31.20 ID:rkTzmv0FO

何かに急き立てられ、焦る気持ちばかりが膨らんでいく。

なぜ、自分はこれまで知ろうとしなかったのだろう。


今となっては修正しようのない過去だ。

なぜと嘆いても意味はない。

それでも後悔せずにはいられなかった。


ミュウツーはじっと考え込んでいる。

結論を待つヨノワールは、まるで判決を待つ罪人の気分だった。


長考ののち、ミュウツーはふたりに視線を送る。

『早めに切り上げよう』とだけ、テレパシーで伝えてきた。

ジュプトルは「うん」と唸り小さく頷く。

むろん帰ることについて、ヨノワールも異論はない。

ないが、ヨノワールにとってはただ死刑の宣告が遠のいただけだ。


ヨノワール「ダ……ダゲキさんは」

ヨノワール「なにが あったんですか」

ジュプトル「わかんない」

ジュプトル「けど、いろいろ だと、おもうよ」

ジュプトル「みんな、そうだもん」

ミュウツー『……それは、そうだな』

ジュプトル「おれは よく しらない」

ジュプトル「あいつ、あんまり そういうの、いわないし」

ヨノワール「き きいたら」

ヨノワール「おしえて もらえる でしょうか」

ジュプトル「ううーん……」


ジュプトルは意見を仰ぐようにミュウツーを見上げる。

ミュウツーは何も言わず、肩を竦めるだけだった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
469Res/395.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice