21: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:30:12.51 ID:8m/ElpKNO
QB「ところで、僕からひとつ頼みがあるんだ」
杏子「あ? なんだよ」
QB「今日、杏子が魔女から助けたふたりの少女……覚えてるかい?」
22: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:32:03.48 ID:8m/ElpKNO
QB「そうなのかい? だったら、契約は望み薄かな。でも、願いがないほどに幸せというなら、それはそれで素晴らしいことだよね」
杏子「……よく言うぜ」
あまりの白々しさに思わず笑ってしまった。
23: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:55:57.65 ID:8m/ElpKNO
***
ほむら「……」
軽く調べてみたが、巴マミが魔女に殺されたのは間違いないようだ。
24: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:58:04.79 ID:8m/ElpKNO
自分の意志を再確認し、思考を切り替える。
ほむら(……さて、どう動くべきか)
巴マミはいない。
25: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 13:00:52.98 ID:8m/ElpKNO
ほむら(逆にメリットは、まどかと美樹さやかが契約する可能性が、大きく減少したことね)
巴マミとは違い、杏子は他人に契約を勧めることはまずないだろう。
ほむらにとってはありがたいことだ。
26: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 14:59:41.11 ID:8m/ElpKNO
***
目覚まし時計の音が聞こえる。
また、奇妙な夢を見てしまったような気がする。
27: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:00:58.51 ID:8m/ElpKNO
まどかは、キュゥべえを肩に乗せて通学路を歩いていた。
さやか「おはよ、まどか」
まどか「おはよう、さやかちゃん」
28: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:02:37.32 ID:8m/ElpKNO
まどか「全く、さやかちゃんったら……」
さやか「ごめんごめん。でも、まさか家の中にいるなんてね。おばさんは何も言わなかったの?」
まどか「それが、キュゥべえってわたしたち以外には見えないらしいの。おかげで、朝から寝ぼけてると思われちゃった」
29: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:05:15.12 ID:8m/ElpKNO
まどか「……」
さやか「……」
QB「……」
30: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:07:34.72 ID:8m/ElpKNO
***
まどかとさやかが、教室に入ってきた。
キュゥべえは見当たらない。
31: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:12:31.31 ID:8m/ElpKNO
場所を廊下に移し、ほむらは会話を再開した。
ほむら「ふたりに聞きたいのだけど、キュゥべえに何か聞かされたかしら」
まどか「ちょっとだけね。私とさやかちゃんが、魔法少女になれるってことくらい」
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