ほむら「巴マミがいない世界」
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31: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:12:31.31 ID:8m/ElpKNO
場所を廊下に移し、ほむらは会話を再開した。

ほむら「ふたりに聞きたいのだけど、キュゥべえに何か聞かされたかしら」

まどか「ちょっとだけね。私とさやかちゃんが、魔法少女になれるってことくらい」

ほむら「魔法少女がどんな存在かについては、まだ聞いてないのね?」

まどか「魔女と戦う存在だって聞いたよ。あと、なんでも願い事を叶えてあげるとか言ってたけど」

ほむら「そう……」

ほむらは、キュゥべえの相変わらずの行動の早さに歯噛みする。

ほむら(でも、まだ十分間に合う)

ふたりに契約させないために、どう切り出すべきかを考えていると、さやかが口を開いた。

さやか「……私も、転校生に聞きたいことがあるんだけど」

ほむら「何かしら」

さやか「転校生は、魔法少女……ってことでいいんだよね?」

ほむら「そうよ」

さやか「魔法少女になるのに必要な契約……それが、願いを叶えてもらうこと、という認識で合ってる?」

ほむら「……そうね」

ここを否定しても仕方がない。
ほむらにしてみれば、そもそもふたりには魔法少女に興味を持ってほしくすらないのだが、キュゥべえが勧誘する以上、何の説明もなしに契約を阻むことはできない。

まどかは、なんとなく納得した表情をしている。


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