165: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/04(金) 23:08:03.13 ID:sBYU6ntzO
杏子「……ッ!?」
杏子の全身が総毛立った。
つまり、さやかはこう言っているのだ。
今の攻防を繰り返すことで、杏子にダメージを与え続けると。
思えば、さやかは杏子の全力の攻撃を待っていたのかもしれない。
そうでなければ、いくら攻撃直後であろうと大きな隙は生まれなかっただろう。
その上で、全力の攻撃を防御すらせず、受ける。
いくら回復魔法に長けた魔法少女であろうと、杏子には正気の沙汰とは思えなかった。
杏子「てめえ、なんだそりゃあ……まるで、ゾンビみてーな戦い方じゃねーか! それが、正義の魔法少女の姿かよ!?」
思わず、杏子は叫んでしまった。
叫ばずにはいられなかった。
さやか「……格好なんて、どうでもいい」
杏子「っ!?」
さやか「あたしは、あんたみたいな奴には絶対に負けるわけにはいかないの……そのためなら、ゾンビにだって、なってやるわよ……ッ!」
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