73: ◆fpdfvEPUTs[saga]
2016/06/15(水) 19:49:19.27 ID:4SOJD0lb0
なみ「嫌な事やして欲しい事があったらちゃんと言ってね。ちゃんと言葉にして言わないと相手に伝わらないから」
俺「わ、分かった。じゃあ、もう少しこのままぎゅってしてて欲しい」
なみ「あまえんぼ」
74:名無しNIPPER[sage]
2016/06/15(水) 20:06:09.20 ID:OGP2m72v0
マルフォイ「おいおい、もう我慢出来なくなったのか?」
加速「は、はいぃ…」
マルフォイ「全く、悪い子だ」
75: ◆fpdfvEPUTs[saga]
2016/07/15(金) 02:41:36.63 ID:5lSL4rjV0
なみ「きれいだね、虹。あの虹の上を歩けたら楽しいだろうなぁ」
俺「俺もそう思った。虹の始まりがどこからなのか探しに行った事あるけど途中で分からなくなったよ」
なみ「じゃあ今度探しに行こうか?」
76: ◆fpdfvEPUTs[saga]
2016/07/15(金) 02:42:31.87 ID:5lSL4rjV0
なみ「じゃあ、今日はもう帰ろうか」
俺「もうちょっと遊んでいたいなぁ」
なみ「ダメだよ。遅くなったらお母さんが心配するよ」
77: ◆fpdfvEPUTs[saga]
2016/07/15(金) 02:44:55.06 ID:5lSL4rjV0
なみ「俺君に大事なお話があるの」
改まってそうなみに言われた。
ここ最近のなみはちょっと変だった。一緒に虹を見た後辺りからだろうか、笑顔で遊んでいる時にふとした拍子に寂しげな表情をする様になった。
78: ◆fpdfvEPUTs[saga]
2016/07/19(火) 22:37:44.79 ID:lyiHjXlU0
俺「やだよ、そんなの!」
折角仲良くなって毎日楽しく遊べてたのに。なみに会えなくなるなんて!
なみ「ごめんね。でも決まっちゃった事なの」
79: ◆fpdfvEPUTs[saga]
2016/08/10(水) 01:44:49.39 ID:uiptRpih0
ボーゼンとしている俺になみは1通の封筒を渡してきた。花柄の女の子が好きそうな可愛い封筒だ。
なみ「てがみ。明日読んで」
そう言って手渡された。
80: ◆fpdfvEPUTs[saga]
2016/08/10(水) 02:01:00.82 ID:uiptRpih0
始業式の後でクラスの友達に夏休みは全然会えなかったけど何してたの?と聞かれた。沼の畔の廃校で遊んでいたと答えたが
「どこ、それ?」
と言われた。いや、元はと言えばお前が連れてってくれた場所じゃん!って言ってもキョトンとした顔をされるだけだった。
81: ◆fpdfvEPUTs[saga]
2016/08/10(水) 02:28:57.22 ID:uiptRpih0
沼の畔の廃校があった場所には何も無かった。沼も無い。周囲が整地されたかのように赤茶けた泥の地面にキャタピラの跡が無数に点いていた。
黄色い無人のブルトーザーが沼の畔の廃校があった場所に放置され、傍らに元廃校だと思われる瓦礫の山があった。
唖然とした。
82: ◆fpdfvEPUTs[saga]
2016/09/09(金) 07:58:52.16 ID:CYRoNw/60
15年後、
小学校の同窓会があった。実家の近所に出来たオバちゃんが社長のホテル、その1階にある居酒屋でだった。
懐かしい顔もあれば誰だか分からない顔もいる。お前誰だ?
しばらくみんなと談笑した後、ふとした事を思い出し、俺を沼の畔の廃校に連れて行った友人と話をした。
83:名無しNIPPER[sage]
2016/09/10(土) 09:22:54.70 ID:tLFlxF4io
昔は地盤の弱い湿地帯や沼の傍に建物建てたりしなかったし
小学校みたいな人が集まる大きな建物だと特に避けてたから
沼じゃなくて古池じゃね?
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