沼の畔の女の子
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73: ◆fpdfvEPUTs[saga]
2016/06/15(水) 19:49:19.27 ID:4SOJD0lb0
なみ「嫌な事やして欲しい事があったらちゃんと言ってね。ちゃんと言葉にして言わないと相手に伝わらないから」

俺「わ、分かった。じゃあ、もう少しこのままぎゅってしてて欲しい」

なみ「あまえんぼ」

そう言ってぎゅっ!っとされている俺。暖かいなみの体温が伝わってくる。双丘がやわらかく心地良くて寝てしまいそうだ。

規則正しい雨音以外に聞こえてくる音は無い。いつのまにかまどろむ様にうつらうつらしてしまった俺になみが声を掛ける。

なみ「俺くん、起きて!雨上がったよ!」

そう言ってなみはウッドデッキに出て行く。もう少しぎゅっ!っとされていたかった名残惜しい俺。

なみ「俺くん、見て!虹が出てるよ!」

そう言って指差したなみの視線の先にはきれいな七色の虹がかかっていた。日差しが周囲の濡れた景色を光らせていた。



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