「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」-SS速報VIP

「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」

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741:名無しNIPPER[saga]
2019/05/15(水) 01:46:23.98 ID:AaV2QJad0

そこは、見事な「日本の庭」だった。

742:名無しNIPPER[saga]
2019/05/15(水) 01:48:10.71 ID:AaV2QJad0

お姉ちゃんの後ろ姿を追いかける。

「迷わなかった？」

743:名無しNIPPER[saga]
2019/05/15(水) 01:49:19.66 ID:AaV2QJad0

……なんだろうか。

お姉ちゃんに、どこか、触れがたいものを感じる。

744:名無しNIPPER[saga]
2019/05/15(水) 01:52:07.56 ID:AaV2QJad0

分かっていた。

745:名無しNIPPER[saga]
2019/05/15(水) 01:53:33.03 ID:AaV2QJad0

746:名無しNIPPER[saga]
2019/05/15(水) 01:54:25.78 ID:AaV2QJad0

「ここ」

「……」

747:名無しNIPPER[saga]
2019/05/15(水) 01:55:36.02 ID:AaV2QJad0

肌を刺すほどの威圧感。

しかしお姉ちゃんは、それを微塵も気にした様子はない。

748:名無しNIPPER[saga]
2019/05/15(水) 01:56:39.81 ID:AaV2QJad0

すう、と音もなく引かれたふすまの向こうは、時代劇で見たことのあるような、しかしどこか異なるものを感じるような部屋。

謁見の間、という言葉が一番近いだろう。

749:名無しNIPPER[saga]
2019/05/15(水) 01:57:31.86 ID:AaV2QJad0

750:名無しNIPPER[saga]
2019/05/15(水) 01:58:06.49 ID:AaV2QJad0

ビクリと振り向く。

聞こえたその声は、優しげな少女のものだった。

751:名無しNIPPER[saga]
2019/05/15(水) 01:58:41.32 ID:AaV2QJad0

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