「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
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743:名無しNIPPER[saga]
2019/05/15(水) 01:49:19.66 ID:AaV2QJad0

……なんだろうか。

お姉ちゃんに、どこか、触れがたいものを感じる。


それが少し遠くに感じるようで、そうではないと確かめるかのように、かける言葉を探してしまう。


「ここ、慣れてるの?」


そもそも、ここはなんなのだろう。

何処なのか、と言うのは昨日、お姉ちゃんに目的地を聞いて知っている。

しかし、そういうことではなく、 何を目的としているのか ということが不安だった。

少なくとも、気軽に遊びに来れる様な場所ではない。

ふらりと立ち寄るような場所ではない。

それでも、お姉ちゃんはここに居て、私を呼び寄せた。

聞くまでも無く、お姉ちゃんはここに慣れている。


でも、なんで?

何のために?



「何度か、来たことはある」

「そうなんだ」





──いや、なんの為かは気づいている。


京ちゃんの為、だろう。

きっと、お姉ちゃんの言っていた『異質』に詳しい人達。

それが、この場所。




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