魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/02/23(火) 05:28:16.30 ID:zUoOI/kM0
近衛「自分の持っているこのナイフ…ご存知の通り、衝撃の段階で大剣へと姿を変えるものです。これが大剣の状態になる時、浄気が動くそうなのです」
亀姫「……浄気を用いて作用するのなら、それは神界からもたらされたものに違いないと判断なされたのね」
近衛「はい。与えられた時の状況に強い光があった事なども含め、陛下はそう確信されていました」
亀姫「わかりましたわ。陛下が確信なさったのなら、それは間違いのない事でしょう」
溜飲を下げたような亀姫の口ぶりに、近衛も一息をついた。
誤解が生まれないように正確に質問に答えるのは、なかなかに緊張を伴う。
確認作業を終えた亀姫が続けて何かを考えこんだので、近衛は黙ったまま本を手にとり、パラリパラリとページをめくりながら待った。
亀姫「……私達はひとつ見誤っていた可能性がありますわ」
近衛「見誤った? 何をですか」
亀姫「……貴方はいろいろとおかしいと思いませんでしたの?」
近衛「すみません。お話の意図が…」
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