魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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203
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/31(木) 22:03:19.76 ID:tVoFf72m0
皆、それぞれに神族を斬る手は緩めない。
だけれど、近衛は自分のしている事に畏れを抱かないわけではない。
目の前で、天の使い達が死んでいく。神と魔の戦争が進んでいく。
以下略
AAS
204
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/31(木) 22:03:52.82 ID:tVoFf72m0
布陣は崩さぬまま“雑談交じりに”神の者を討っていく。
近衛はその中で、否が応にも実感していた。
世界を変えてしまう戦いを、すごろく遊びのように進めてしまえるのだ。
以下略
AAS
205
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/31(木) 22:04:26.26 ID:tVoFf72m0
亀姫「ねえ、坊や。先ほどの話ですけれど、獣王も四神を祖に持つ一族ですのよ」
近衛「獣王様も…?」
以下略
AAS
206
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/31(木) 22:05:04.50 ID:tVoFf72m0
口数の減った3人に、魔王がつまらなさげに声をかける。
魔王「お前たち。過去を騙るのは構わぬが、そう乱してやるな。近衛に足を引っ張られては面倒だ」
以下略
AAS
207
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/31(木) 22:05:35.84 ID:tVoFf72m0
そんなことで、世界はなくなる。
その戦争に巻き込まれたものたちは、命を落とした者たちは
一体、何を思ったことだろうか。
以下略
AAS
208
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/31(木) 22:06:12.63 ID:tVoFf72m0
近衛「援護をありがとうございました、陛下、獣王様。…ご無事でいらっしゃいますか」
獣王「ガウル…当たり前ダ」
以下略
AAS
209
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/31(木) 22:06:48.99 ID:tVoFf72m0
―――――――――――――――――――――
神界・宮殿前
以下略
AAS
210
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/31(木) 22:07:14.96 ID:tVoFf72m0
亀姫「獣王は、先ほど腹を打たれています。治癒したとはいえ、軽度のダメージではないはずでしてよ」
獣王「……チッ」
以下略
AAS
211
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/31(木) 22:09:41.61 ID:tVoFf72m0
敵地の眼前で、膝をつく近衛。
隙だらけのその行動は、確かに紛れもなく忠誠のみを誓う姿にも見えたが、獣王にとってはそれはわざとらしくも見えて気に障る。
だが、魔王にとってはそうでもなかったのだろうか。
以下略
AAS
212
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/31(木) 22:10:47.55 ID:tVoFf72m0
魔王「…くく。わからぬようでは、お前にはやはり無理なのではないか? ……魔王に相応しくある、だなどとは」
近衛「か、かならずや理解して見せます」
以下略
AAS
213
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/31(木) 22:11:14.47 ID:tVoFf72m0
魔王「だが、魔王は基本的に次代継承。お前にゆずってやれないのは残念だ。く、くっくっく」
近衛「そんな……滅相もございません! 畏れ多いことでございます!」
以下略
AAS
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