811: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/02/13(月) 00:36:46.54 ID:/dRSXglt0
冥土帰し「まったく、僕としては患者が現れるのをみすみす見逃すようなことはしたくないんだけどね?」
冥土帰し「突然電話で『これから怪我人が出るから治療の準備を頼む』なんて言われる身にもなって欲しいね?」
812: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/02/13(月) 00:37:25.82 ID:/dRSXglt0
残った二人は冥土帰しに誘われるがまま、彼の仕事部屋へと入室する。
喜ばしいことではないが、冥土帰しの診察室も当麻にとっては見慣れたものだ。
決して広いとは言えない部屋の中には、彼専用のデスクと回転椅子。
壁際には多くの医学の専門書が収められた本棚が一列に立ち並んでいる。
813: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/02/13(月) 00:37:59.15 ID:/dRSXglt0
土御門「そうだ。 レミリア・スカーレットの全身に散在している細胞は魔術側の手で作られたものだ」
土御門「そうである以上、そいつは既存の医療技術でどうこうなるようなもんじゃない」
814: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/02/13(月) 00:40:24.44 ID:/dRSXglt0
土御門は冥土帰しに対し、自分達がこれから行う治療の方法、そして冥土帰しに行って欲しいことを伝えた。
嘘偽りなど一切ない。吸血鬼のこと、『吸血殺し』のこと、治療によって齎されるであろう事象など、全ての情報を開示する。
当麻は彼らしくないその姿に少しばかり困惑した顔をしていたが、それも無理からぬことだろう。
815: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/02/13(月) 00:42:45.00 ID:/dRSXglt0
冥土帰し「……なるほど、君の話からするに、かなり大がかりなことになりそうだね?」
土御門「あぁ、少なくとも体の大半を欠損した患者を生きながらえさせるだけの設備が必要だ」
816: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/02/13(月) 00:45:22.96 ID:/dRSXglt0
冥土帰しがそう言ってからの行動は早かった。
彼は手の空いた『妹達』や夜勤の看護師達に指示を出し、必要な物資を手際よく目標の場所に輸送させる。
817: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/02/13(月) 00:47:32.98 ID:/dRSXglt0
ふぅ、と肩を竦めて溜息をつくパチュリー。
死んだと思っていた親友と再会し。そして再会したばかりの親友と死闘を繰り広げ。
親友に敗北した挙げ句、命を諦めかけたところを助けられ。
最後には親友を助けるべく、こうして一世一代の賭けに出ようとしている。
818: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/02/13(月) 00:50:58.44 ID:/dRSXglt0
腕を組んで怯える仕草をする土御門であるが、その隠そうともしない口角の釣り上がった顔を見ては説得力など皆無である。
しかしその不敬な姿を見た当のパチュリーは、何も言うことなく黙って歩くばかりであった。
819: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/02/13(月) 00:54:39.38 ID:/dRSXglt0
820: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/02/13(月) 00:57:32.54 ID:/dRSXglt0
今日はここまで
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