816: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/02/13(月) 00:45:22.96 ID:/dRSXglt0
冥土帰しがそう言ってからの行動は早かった。
彼は手の空いた『妹達』や夜勤の看護師達に指示を出し、必要な物資を手際よく目標の場所に輸送させる。
1時間どころか10分もしないうちに齎された準備完了の報告に、当麻ならず土御門も心の底で舌を巻くことになった。
確かに彼が『超』のつく程の一流の医者であることは重々承知しているが、いくら何でも早すぎである。
彼だけでなく周囲のスタッフも優秀でなければ、こうも迅速な対応は出来ないだろう。
改めて冥土帰しの――――否、この病院の規格外さを二人は実感したのだった。
土御門「さて、果たして上手くいくかにゃー?」
パチュリー「今頃になって何を言ってるのよ、貴方は」
診察室へ向かう道すがら、土御門は独り言のように呟く。
それに対し、隣を歩いていたパチュリーが眉間に皺を寄せながら睨みつけた。
土御門「いや、今更ながら俺達のやってることは実に非合理的なもんだと実感してな」
土御門「この作戦は『吸血殺し』という存在だけを柱にして成り立っているようなもんだ」
土御門「それだけでも危ういってのに、肝心の『吸血殺し』は実体もよくわかっちゃいないものときてる」
土御門「常識的に考えれば、こんな作戦を実行するなんて正気の沙汰じゃない」
パチュリー「だから言ったじゃない。 馬鹿げた作戦だって。 そしてそれを黙認している貴方も大馬鹿者よ」
土御門「正論過ぎてぐうの音も出ないな。 ……そう言いながら、結局ここまで一緒に来てるあんたも同類だぜい?」
パチュリー「本当にね……」
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