らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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666:名無しNIPPER
2018/10/18(木) 19:11:03.43 ID:gYcxrLf60
随分長く入れなかった。


667:名無しNIPPER
2018/11/12(月) 00:31:23.72 ID:0R9ri0010
保守


668:母の夢の戻り道 1/10[sage saga]
2018/12/04(火) 01:46:35.10 ID:tkcstJKX0

 ―――背はわたしに似ず、性格はそう君に似ませんように。

 わたしを抱いたひとが、そんなことを言う。
 そこには、とてもやさしい、親愛のこもった微笑の表情が浮かんでいた。
以下略 AAS



669:母の夢の戻り道 2/10[sage saga]
2018/12/04(火) 01:47:01.07 ID:tkcstJKX0

 リビングにて朝食。
 おかあさんは、どんな娘が欲しかったんだろう。そんなことを、考えてみる。
 はむはむとトーストをかじる対面のゆーちゃんに目を移しつつ。

以下略 AAS



670:母の夢の戻り道 3/10[sage saga]
2018/12/04(火) 01:47:32.98 ID:tkcstJKX0

「人格改造セミナーに行こうと思うんだけど、どう思う?」
 かがみとつかさと合流した通学の道中。そんな言葉を放り投げる。
「なんだそれ」
「いきなりどうしたの? 昨日そんなテレビやってたっけ?」
以下略 AAS



671:母の夢の戻り道 4/10[sage saga]
2018/12/04(火) 01:47:59.88 ID:tkcstJKX0

 みっつ、授業を終えて。みっつめの、休み時間。
 昼休みまで、あとひとつ。朝と比べて、空が暗くなっている。
 朝にはずっと向こうにあった雲が、いつしかこちらにやってきて。
 わたしたちの上で、空を鎖じている。
以下略 AAS



672:母の夢の戻り道 5/10[sage saga]
2018/12/04(火) 01:48:30.87 ID:tkcstJKX0

 え、と思って、みゆきさんをまじまじとみる。
 理由を聞いてもいいですか? と、彼女らしい、謙虚な会話に繋がると思っていた。
 きっと、わたしが同じ立場でも、そうやってワンクッション置くと思う。
 そうではなくて、教えてほしいと断定する返事が来るとは、思っていなかった。
以下略 AAS



673:母の夢の戻り道 6/10[sage saga]
2018/12/04(火) 01:49:23.35 ID:tkcstJKX0

 玄関に立つ。グラウンドを雨が叩く放課後。
 運動部のひとたちが、廊下や空き教室でそれぞれなにかのトレーニングをはじめようとするざわめきが、いつもより放課後の校舎を満たしている。
 けれど、うるさいはずのそれは、雨の雰囲気のせいか、それほどおおきなかたまりだとも思えなくて。
 生徒たちのにぎやかさは、背中越しに遠く。私は立ちほうけている。
以下略 AAS



674:母の夢の戻り道 7/10[sage saga]
2018/12/04(火) 01:50:07.93 ID:tkcstJKX0

 特に部活や委員の用事が無くったって。放課後にだらだらおしゃべりを続けるグループなんて珍しくもない。
 だからてくてくと、ふたりで話せるてきとーな場処を探して歩いたって、べつにうしろめたくもなんともなくて。
 校舎の隅っこ。壁を背に腰をおろす。階段の踊り場のひとつにたむろして、ふたりきり。

以下略 AAS



675:母の夢の戻り道 8/10[sage saga]
2018/12/04(火) 01:50:39.28 ID:tkcstJKX0

「……じゃあ、聞いても、いいですか?」
「う、うん、なんでもどうぞ」

 すこしだけ、もじもじとわくわくが入り交じったように。おそるおそると。わたしの内面を知りたがることを、申し訳なさそうに。
以下略 AAS



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