らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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ひよりの旅 72/112
[saga sage]
2013/02/11(月) 20:55:20.58 ID:W145K4B60
ひより「こっち、こっち」
小声で二人を呼んだ。
ゆたか「で、でもこれ以上近づいたら……」
ゆーちゃんは更に小さな声で答える。
ひより「大丈夫だって、それに近づかないと会話が聞こえない」
まなぶと小林さんは近くの公園の隅で立ち止まった。私達はぎりぎりまで近づいて物陰から様子を覗う。
ひとし「まさかこんな所で仲間に会えるとは思わなかった……しかし君には一度も会った覚えが無い……」
まなぶ「私は宮本なまぶ」
ひとし「あぁ、思い出した、最近生まれた子じゃないか……大きくなったものだ」
二人の会話がよく聞こえる。小林さんはまなぶを知っているのか……
まなぶ「私より若い仲間は居ないと聞いた」
ひとし「そんな事より用事とはなんだ」
まなぶ「人を探している、化学物質を合成できる人」
ひとし「回りくどい言い方だな……たかしの事を言っているのか、呪術と錬金術で彼の右に出る者は……真奈美くらいだ」
たかし、たかしと言うお稲荷さんが薬を作れるみたいだ。
まなぶ「今何処に居る?」
ひとし「……会ってどうする?」
まなぶ「合成して欲しい物がある」
ひとし「……合成して欲しい物、我々にそんな物は必要ない筈だ、何に使う、人間に復讐でもするのか、武器や毒と言うのなら止めておけ……」
まなぶ「いや……薬を作ってもらおうと……」
ひとし「薬だと……」
まなぶ「治したい病気が……」
ひとし「病気……我々は病気にはならない筈だ」
まなぶ「助けたい……人間が居る」
不味いな、このままだと薬を誰に使うのか分かっていまうかもしれない。
ひとし「そうか……助けたい人間が居るのか、それは君にとって大事な人なのか」
まなぶ「そうだ」
小林さんは暫くまなぶを見て首を振った。
ひとし「彼にそれを頼むのは難しいだろう、彼の人間嫌いは仲間の中でも一、二を争う」
まなぶ「それでもしなければ、何処にいます?」
ひとし「住み慣れた地を離れしまったらしくてね、私でも彼等の住処は分からない……残念だが力にはなれない、それでは失礼させてもらうよ」
小林さんはまなぶに会釈をすると公園を出ようとした。
ゆたか「待ってください!!」
ゆーちゃんが飛び出した。その声に反応して小林さんが振り向いた。
まなぶ「ば、バカ……来たらダメって……」
ひより「まずい、みなみちゃん、ゆーちゃんを止めないと……」
あれ……みなみちゃんの反応がなかった。私は後ろを振り向いた……でも彼女の姿は見えなかった。
再びゆーちゃんに目線を戻すと……あろうことかゆーちゃんの隣にみなみちゃんも立っていた。
ひとし「な、なんだ君達は……何処かで見た顔だな……」
ゆたか「お願いです、どうしても助けたい人が居るの、居場所だけでも教えて頂けませんか」
ゆーちゃんが頭を下げるとみなみちゃんも頭を下げた。こうなったら自棄だ。私も物陰から出て二人の横に並び頭を下げた。
小林さんは私達を見ていた。
ひとし「この人間達はおまえの仲間なのか」
まなぶ「……そうです」
小林さんは私達に向かって話しだした。
ひとし「その様子から見ると私達の正体を知っているみたいだな……さっきも言ったように仲間は住処を離れてしまった、随時移動しているみたいで私でも
把握しきれないのだよ……それに、本来人間を救うのは人間で行うべきだ、私達が介入する問題ではない」
その言葉は冷たく私達を貫いた。
まなぶ「それを承知で頼んでいるのが分からないのか……」
ひとし「悪いが時間がない」
小林さんは公園の出口に向かって歩き出した。ゆーちゃんは小走りで小林さんを追い抜き公園の出口に立ち塞がった。
ひとし「すまないがそこを退いてくれ……」
ゆーちゃんは首を横に振った。
ゆたか「……本当に……本当に助ける気はないの……貴方の愛ってそんなものなの?」
ひとし「藪から棒に何を言っている……」
ゆたか「私達が誰を助けたいのか知りたくないですか、知っても同じ事が言えますか……」
まさかゆーちゃんはかがみ先輩の名前を言うつもりなのか。
みなみ「ゆたか……」
みなみちゃんはゆーちゃんを見て首を横に振った。ゆーちゃんはみなみちゃんを見て躊躇したようだ。その後の言葉が出てこなかった。
ひとし「……助けたい人とは私の知っている人なのか……」
小林さんはゆーちゃんを見た後、振り返り私とみなみちゃんを見た。
ひとし「……君達は……私の知人と一緒に居た時があるな……まさか……」
ゆーちゃんの言葉で分かってしまったようだ。もう秘密にしている意味はない。
ひより「私達は、かがみ先輩、柊かがみの友人です」
ひとし「かがみ……かがみの何を助けようとしている、彼女に何があった、なぜ我々の力を必要とする……」
小林さんが急に動揺しだした。私はある意味これで少しホッとした気分になった。同じ態度であったならかがみ先輩の恋は終わっていたのかもしれない。
小林さんは辺りを見回した。
ひとし「話しを詳しく聞きたい、ここでは落ち着かないだろう、事務所に戻ろう……来てくれ」
まなぶ、小林さんとみなみちゃん達は公園を出た。
ひより「ゆーちゃん、小林さんにかがみ先輩の話しは内緒にするんじゃなかったの?」
私はゆーちゃんを呼び止めた。ゆーちゃんは立ち止まった。
ゆたか「うん……そう決めたし、かがみ先輩もそれを望んでいた」
ひより「でもそれを破った、どうして?」
ゆたか「かがみ先輩を助けたかったから……それだけしか頭になかった……それで助かるならかがみ先輩に怒られても良い、皆から責められても構わない……」
ひより「かがみ先輩は怒るかもしれないけど、私は責めたりはしないよ、みなみちゃんもね」
ゆたか「えっ?」
ひより「さて、行きますか、皆、先に行っちゃったよ、たかしってお稲荷さんに頼まないといけないからね、まだまだ困難はこれからだよ」
ゆたか「う、うん」
私とゆーちゃんは皆に追いつくために走った。
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